それは読書家の為のバッグ

それは読書家の為のバッグ

por MizoguchiTsubasa

 

オーストリア、ウィーンのレザープロダクトブランドSAGAN VIENNA

彼らのPOP UPが本日からfernwehでスタートした

 

下北沢KALMA時代からの長い付き合い

 

彼らが用いるマテリアルやプロダクトの完成度、素晴らしさは実物を見てもらえればわかる話なので割愛する

 

今回はそこよりもフィロソフィーを伝えていきたい。

 

数ある彼らの作品の中から今回中心に据えて抜粋しているのが個人的にも愛用しているこちら、BOOK TOTEである

 

 

僕は" 読書家の為のバッグ”という認識、伝え方をさせてもらっている

独特なサイズ感のポケットは、あなたの愛読書のためのポケットだ

 

デザイナーのターニャとタローはCHLOEやBALENCIAGAといったネームバリューのあるヨーロッパ第一線ファッションブランドの出身だが、ビジュアル的に派手で目立つものというよりは、内証的で職人的、クラフツマンシップに沿った物作りを好んでいる

 

本作もSAGAN VIENNAにとってはアイコニックな作品にあたるのだが、特に目立つようなブランドロゴなどは用いていない

 

代わりになるのが、このポケットだ

 

このポケットの絶妙な深さの理由は本を入れた時にわかる

多くの場合、入れた本の表題が顔をのぞかせるようなバランスになっている

 

これがあなたの名刺代わりになる

 

BALENCIAGAの目立つブランドロゴから始まるコミュニケーションではなく

自分が今興味を持っている本の表題から始まるコミュニケーション

 

そういうの、どうだろう

 

片方を否定するつもりはないんだが、そこから始まるコミュニケーションの広がりってなんだか美しいと感じないだろうか

 

要はそこに共感することができる人のためのブランドである

 

 

 

なかなかここまで豊富な色展開から同ブランドを選べる機会はない

とはいえニュートラルカラーが基本である

 

プライベートからビジネスまで

シーン、TPOを選ばないのもこのバッグの良さ

 

 

こちらは唯一のシンセティックレザー

つまり、フェイクレザー

 

言われないと、本当にわからない良い質感なのだが

なんと、これ原材料はブドウ

 

ワイン製造で出る皮の搾りかすを原材料としているらしい

<ワイン好きの方に勧めたくなるんだよね、いつも>

このグレープレザーのシリーズだけステッチを白にして際立たせたデザインで、ここがハマるポイントになる方も一定数いらっしゃると思う

 

今回が初登場となるこちら

僕もPOP UPのラインナップを決める際に一番最初に食い気味でデザイナーに在庫をリクエストしたモデルがこのシリーズだ

 

インド、カンプールの職人による手編みのレザーバッグで、真夏に持っていても全く違和感がないレザーバッグというところも最高なんだ

 

そもそもクラフツマンシップなんて表層には現れづらいものであるので、それがビジュアルとしても表立ってくれているこの作品には一消費者としての立場でわかりやすさ、説得力を感じた

 

って呑気にブログ書いていたらブラックは初日で在庫が全部完売してしまった、、、すみません

 

ちなみにレザーが苦手な方や、兎に角バッグには軽さを求めているという方にはナイロン生地でのご用意もあるので、そんな方にも見てもらいたい

 

今回のイベントの期間は8月3日までと比較的長めの設定ではあるけれど

そもそも在庫がある限りなので、今回もなるべくお早めに来ていただけたら

 

多くの方に使ってもらいたいので、通販もやりますよ

よろしくお願いいたします

 

溝口